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日々を紡ぐ

小春日和






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おじさん、絵描きさん?


・・・うん、ま、そんなとこかな。


え〜すげ〜、初めて見た


おれも絵、上手くなりたい!


描けば上手くなれるよ・・・。



子どもたちは僕を囲んで、


僕の下手くそなデッサンを観て


いろいろ言ってくれる。


それがね、

嬉しいんだよ・・・。




小春日和で、


日差しがあたたかくて、



集中して


気持ちがこわばりそうになるたびに、



フーッと深呼吸。


空が青い。


色づく木々の葉。









生きてるんだね・・・。







夕闇の寂しさに、

寒さに負けないように、

色彩と、

光を集める。












看板、


ちょっと寂しかったので、

きょう出会った

鳥たちに来てもらいました。



あと

もうちょっと・・・。







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# by january_4stars | 2022-11-25 18:23 | Comments(0)

帰る家












映画「あん」の中で、

樹木希林さん演じる徳江が


遺言の中で

ワカナと千太郎に語りかける。








らい予防法が廃止され、


やっと

自由に外へ出られるようになった喜び。



でも、


その喜びは


苦しみと背中合わせでした。


私たちを閉じ込めていた

塀の外に出も


どこに行っても


知り合いも、

家族もいない。


私たちは


知らない国に迷い込んだひとりでしかない・・・。














幼い頃、

何らかの原因で


周りと関係が築けなかったり、



長い間、

引きこもりの状態であった、



あるいは今現在その状態にある人にとって、




世界は


徳江さんが感じたのと


同じなのではないか。


たとえ、


そこに至る道のりは

全く違うにせよ。








僕には、

とりあえず今

従事する仕事がある。


家もある。



けど


決して健康とはいえず、


常に体の痛みに耐えながら、


独り身で

この生活を

どこまで続けることができるのか。






今は

母の支えを受けることができる。


来月、

母は膝の手術を受ける。



フェンシングを続けるために。




今、

僕は

母の支えを受けていられるが


もし


母に何かあったら・・・。



それは単に、


母からの助けを得られなくなる、

ということだけではない。



母が


まるで扇の骨のように

いてくれるからこそ、



実家の人間関係は成り立ってきた。



たぶん、


母がいなくなれば


この家は崩壊するだろう。




僕はそのとき、

ひとりで

自分の足で

立っていられるだろうか。












友達、恋人、

結婚といった、


親密な関係に憧れて、

欲しくて欲しくてたまらない、と

そう思いながらも



ひとりがいい。



誰かといるのが苦しい。



そう感じる自分がいる。


矛盾だ。



じゃあ、


お前は一体どうしたい?


未来なんて、

何も見えない。


ただ

今があるから、


この時を

なんとかやり過ごしている。


こんな日々が

いつまで続くのだろう、



うんざりしながら。






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# by january_4stars | 2022-11-24 19:04 | Comments(0)

生きてる













冷たい雨の降る

日曜日の公園。


晴れていれば

順番待ちの行列ができる



ふれあいコーナーは


閑散としていた。

中に入ると、

小さなお子さん連れの家族が数組と

常連さんのマダムが

木のベンチに座って

モルモットを抱っこしたり、


ウサギとヤギに

ニンジンをあげたりしていた。


施設の職員さんが


ときどき

お客に声をかけたり



動物の落し物の

掃除をしている。


僕は

空いていたベンチに座って、


鉛筆を持った。







どのくらい

そうしていたのか。







毛むくじゃらの

丸っこいかたまりは

暖かくて

ときおり身じろぎしながらも


僕のひざの上で


じっとしていた。

まっ黒い目。


何を見つめているのだろう。








なんだか

ぺっちゃんこなデッサン。


この子から感じたぬくみとか、

柔らかい重みとか

いろいろあったはずなんだけど・・・。





絵が好きとか

そういうんじゃなくて

まだ何か

自分にできることがあるってことを

確かめたくて


こんなふうに

また僕は

下手くそなデッサンを描いている。





でもね・・・。


こんなに小さないのちが、


こんな冷たい雨の中で


僕の心と体を

温めてくれた。


ありがとね・・・。






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# by january_4stars | 2022-11-20 21:55 | Comments(0)

どこ












きょう、11月19日は

「国際男性デー」

らしい。




新聞、ニュース、

どこを見ても目に入るのは


「男性の生きづらさ」



という言葉。






ああ。

そういうのだったら、

よくわかるよ・・・。



ガキの頃から


実の父親に


「俺のようになれなかったら


お前はクソ」


みたいに


言われ続けてきた


僕だから。







でもさ、




何もできない子どもに暴力振るって



家族のこと何も知らないで、


自分だけが一番正しい。


そういう男を父親に持って、


でも


そういうのは間違ってるって


わかっても、

じゃあ、

これから僕は


どこに向かっていけばいいのか


わからない。




いまさら。













世の中にあふれる


楽しさも

喜びも、

幸せも。



今の僕には


何の関係もないように感じる。



どこを向いても

明るいこと、

楽しいことばかりを見せようとしている気がして

息がつけない。



「何も持たないお前はだめだ」





言われている気がする。







少しずつ

いろんなものを失いながら、


それでも生きてる。









花に水をやっていたら


「あなたのお庭に癒されてる」


そんな言葉をもらった。


まだ僕には


誰かに何かを伝える力が残っていると


教えてくれる誰かがいて、


そんなものを


支えにして、


まだ僕には


今があるから、



今を生きてる。







# by january_4stars | 2022-11-19 20:11 | Comments(0)

同じ月





夜7時頃。


外に出ると、


光を失っていく

月が見えた。


近所の人たちも

同じように外に出て



一緒に

夜空を見上げていた。



やがて

完全に月が隠れて、

後には


赤黒い影が残る。



440年に一度の出来事。











秋の夕暮れの


ひとりぼっちの孤独の中にいた

僕は、


同じ夜空を

誰かと見上げることで



こころを


あたためることが


できました。






# by january_4stars | 2022-11-08 22:59 | Comments(0)

日々思うこと 感じること